Haretoke Architects

Rokando Cave New Visitor Centre

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滝観洞観光センター受付施設

山と川をつなぎ居場所をつくる

洞内に落差29mの滝がある観光名所の入洞受付施設です。
山と川が出会う細長い隙間のような場所に敷地を定め、人々が集い、くつろぐことのできる居場所を生み出しました。
緑豊かな周辺環境を接続する役割を担う、建築でもあり、土木でもあるような、細長くユニークな建築物です。
用途としては、入洞受付+飲食店舗+物販店舗+公衆便所ですが、その機能を超えて、人々が自然とともにこの場に居ることの魅力を最大限に引き出すことをを意図しました。
川の対岸を並走するJR釜石線との「見る・見られる」関係性を強く意識した建築計画ですが、山側にも豊かな自然を愛でながら名物「滝流し蕎麦」を楽しめる屋外の居場所が用意されています。
建設困難な山奥にあって、150㎡超という小さな施設でありながら、建築によって人の流れと自然の循環を健全に整え、広く永く人々に愛される環境を生み出すことを目指したプロジェクトです。

Data
  • 所在地:岩手県気仙郡住田町
  • 主要用途:観光受付施設(物販店舗+飲食店舗)
  • 施工:住田住宅産業(中野和人+荻原一郎)
  • 構造:木造(在来軸組構法)
  • 規模:地上2階
  • 敷地面積:284.67m²(86.11坪)
  • 建築面積:104.00m²(31.46坪)
  • 延床面積:155.02m²(46.89坪)
  • 竣工:2024.03.25
  • 撮影:小島康敬
  • 設計監理:アトリエハレトケ(長崎辰哉)
  • 構造設計:長谷川大輔構造計画(長谷川大輔)
  • 設備設計:三浦建築設備設計(三浦亮)
  • 照明計画:アトリエハレトケ(長崎辰哉)
  • 基本設計:アトリエハレトケ(長崎辰哉)+武山大樹建築設計事務所(武山大樹)
  • 実施設計:アトリエハレトケ(長崎辰哉)+武山大樹建築設計事務所(武山大樹)
  • 修正設計:アトリエハレトケ(長崎辰哉)
  • 積算:佐藤設計(佐藤晴男)