Haretoke Architects

Twin-Winged Gable

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双翼の切妻

吹抜けがつなぐ家族の絆

渡り鳥で有名な寒冷地域に建つ老夫婦の為の終の住処。

近くを流れる河川の氾濫を避けるため地面から高く持ち上げられた建築は、渡り鳥が羽を広げて舞い降りたような形をしており、東西両翼に挟まれた吹抜けが生活空間に中心性を生み出しています。

日々の視線はこの吹抜けを介して立体的に交錯し、部屋同士を縫い合わせると共に、生活に外の風景を呼び込みます。

二階の寝室バルコニーは深い軒に護られて、天候を気にすることなく物を干したり、外に出たり、風通しを得ることが出来、健康で快適な暮らしに貢献しています。

Data
  • 所在地:宮城県登米市
  • 主要用途:一戸建ての住宅
  • 施工:ASJ仙台青葉スタジオ(阿部政彦)/luxs(千葉清彦)
  • 構造:木造(在来軸組構法)
  • 規模:地上2階
  • 敷地面積:1137.47m²(344.08坪)
  • 建築面積:94.95m²(28.72坪)
  • 延床面積:136.53m²(41.30坪)
  • 竣工:2014.06
  • 撮影:矢野紀行/矢野紀行写真事務所
  • 設計監理:アトリエハレトケ(長崎辰哉・牧野由美・藤尾孝悦)
  • 構造設計:長坂設計工舎(長坂健太郎)
  • 設備設計:館設備設計事務所(岩舘通泰)
  • 照明計画:シリウスライティングオフィス(戸恒浩人・村川和隆)