吹抜けがつなぐ家族の絆
渡り鳥で有名な寒冷地域に建つ老夫婦の為の終の住処。
近くを流れる河川の氾濫を避けるため地面から高く持ち上げられた建築は、渡り鳥が羽を広げて舞い降りたような形をしており、東西両翼に挟まれた吹抜けが生活空間に中心性を生み出しています。
日々の視線はこの吹抜けを介して立体的に交錯し、部屋同士を縫い合わせると共に、生活に外の風景を呼び込みます。
二階の寝室バルコニーは深い軒に護られて、天候を気にすることなく物を干したり、外に出たり、風通しを得ることが出来、健康で快適な暮らしに貢献しています。