Haretoke Architects

House with Windowsills

  • Info
  • Data
Info

窓縁の家

段差で実現する暮らしやすさ

桜並木で有名な河畔に建つ老夫婦のための住処です。
旗竿型の変形敷地を活かした建物配置により、表の桜並木に面したアプローチと奥まったプライベートガーデンという二つの屋外空間を生み出しています。
現代的で快適な暮らしと共に、①「トオリニワ」「エンガワ」「スダレ」といった日本の伝統的生活様式を楽しめること、②歳月とともに住み心地や暮らしの美しさが深まっていくこと、③桜並木やプライベートガーデンなどの屋外風景と連続した生活風景が生み出されること、の三つを目指しました。
窓際には縁側空間が設えられており、様々な場所に腰掛けることのできる段差が生み出されています。
住宅では嫌われることも多い段差ですが、暮らしの中に人に寄り添う段差があることで、住まい全体に快適な暮らしやすさを実現しています。
断熱性能はもちろん、木材産地や腕の良い地元大工との恊働にもこだわった、人にも環境にもやさしい「理想の住まい」です。

Data
  • 所在地:神奈川県横浜市
  • 主要用途:一戸建ての住宅
  • 施工:青(田原宗・岡田泰輔)
  • 構造:木造(在来軸組構法)
  • 規模:地上2階
  • 敷地面積:212.00m²(64.13坪)
  • 建築面積:75.32m²(22.78坪)
  • 延床面積:128.42m²(38.85坪)
  • 竣工:2011.06
  • 撮影:矢野紀行/矢野紀行写真事務所
  • 設計監理:アトリエハレトケ(長崎辰哉・牧野由美・池田俊)
  • 構造設計:坪井宏嗣構造設計事務所(坪井宏嗣)
  • 設備設計:館設備設計事務所(岩舘通泰)
  • 照明計画:シリウスライティングオフィス(戸恒浩人・小林周平)